「潮の香りを折り出して」

「漁協」に掲載された、海のエッセイ

真っ青で雄大な海の中には、さまざまな生き物たちが生息しています。
大きなクジラや、かわいいラッコ、ユニークなフグ、波間を飛ぶトビウオ、大群のイワシ、緑のコンブに小さな貝たち・・・。そんな海の生き物たちに思いを込めて書き上げたのが、エッセイ「潮の香りを折り出して」です。 

このエッセイは、「折り紙作家 西田良子の世界」のホームページの構成・テキストを担当している友人の編集者・平野誠子さんが、私の話を聞き書きしてまとめてくれたものです。全国漁業協同組合連合会様発行の小冊子「漁協」に掲載されたエッセイと、海の生き物たちの折り紙作品をお楽しみください。

 

クジラb.jpg

 折り紙作品  クジラ


ラッコ.jpg 

 折り紙作品  ラッコ


ネッタイギョ.jpg 

 折り紙作品  熱帯魚

 
ペンギン.jpg

 折り紙作品  ペンギン

「いわしくん」と海の生き物たち

「おいしい折り紙、おいしい絵本」の連載記事は、食育ブームの昨今、多方面から注目されるようになりました。親子や保育士の方々等を対象とした講習会の依頼もあり、私と平野さんは、「夢キャラバン」という、絵本の読み聞かせと折り紙の会を立ち上げることにしました。
この頃、彼女から、野菜や果物に限らず、海の生き物も折ってみてはと「いわしくん」(文化出版様刊)という絵本を渡されました。海中でダイナミックに乱舞するイワシたちの躍動感、イワシを食べた少年が、まるでお魚のようにすいすいプールで泳ぐシーン。どの画面からも強烈なインパクトを受けました。その絵本を読み、大いに海のイメージがふくらんで、イワシからはじまりサンマ、クジラ、フグ、タコ、イカ、エビ、カニ、コンブ、ハマグリ、等様々な海の生き物たちを折るようになりました。動きを出すため、タコやイカはハサミで切って足を作り、それらを二、三本折り返し、泳いでいるように見せます。また魚独特のくるんとした目は、白いシールを貼り、上からマジックで黒丸を描けば出来上がりです。



トビウオ.jpg 

 折り紙作品  トビウオ


カニとエビjpg.jpeg 

 折り紙作品  エビ・カニ


タツノオトシゴ .jpg 

 折り紙作品  タツノオトシゴ


タイ.jpg 

折り紙作品  タイ 


hugu.jpg 

折り紙作品  フグ 


konbu,ika,tako.jpg 

折り紙作品  コンブ・イカ・タコ 

 

講習会では、魚を焼く網や、お皿とお箸、海の波や泡などを印刷した台紙を用意して、折り上げた作品をそこに貼ってもらいます。それからクジラが吹き上げる潮や、イワシが焼ける時の煙などを描きます。タコの口や吸盤なども、お子さんたちに自由に描かせます。折る、切る、描く、貼ると、たくさん楽しんで、一人一人の個性が出たユニークな作品が仕上がります。

折り紙でコミニケーションを

夢キャラバンの活動をとおして一番強く感じるのは、折り紙が親子の触れ合いのとてもよい道具になるという点です。三月のNHKでのイベント「ふるさとの食・にっぽんの食」には、お母さんだけでなくお父さんたちも参加し、小さなお子さんといっしょに、熱心にお魚を折って下さいました。この頃は、魚離れが進んでいるそうですが、様々な形の海の生き物を折ることで、少しでもお魚に興味を持ってほしいと思います。

 

iwashi.jpg 

折り紙作品  イワシ 


sannma.jpg

 折り紙作品  サンマ


asari.jpg 

折り紙作品  アサリのみそ汁 


カレイjpg.jpg

 折り紙作品  カレイ



折り紙には、端と端をていねいに合わせて折るため、集中力を養うという効用があります。加えて色彩感覚や観察力も育むので、幼児の知育にはかかせないアイテムです。また手先を使うため脳の活性化にも役立ち、リハビリなど医療の現場でも注目されています。
日本ならではのたおやかな「伝承折り紙」、ポップで明るい「ORIGAMI ART」――これからも老若男女にむけて、様々な折り紙の魅力を幅広く伝えていきたいと思っています。   (聞き書き 平野誠子)

 全国漁業組合連合会様のホームページはこちら→

※コア・プランテックでは、「畜産折り紙」として、牛や豚、ニワトリなどの折り紙作品を制作しています。さまざまな海の生きものの折り紙作品を、たとえば「漁業折り紙」としてご使用になりたい場合は、下記のアドレスまでご連絡ください。全国の漁協組合や水族館、お魚の缶詰・魚肉ソーセージ等の商品を作られているクライアント様からのご依頼も、合わせてお待ち申し上げます。

r-n-plan@amber.plala.or.jp 

 

畜産折り紙についてはこちら→

▲このページのトップに戻る