おいしい絵本・秋 「森のきのこ」

食べ物をテーマにした絵本や図鑑の中から、秋の森林の中でひっそりと生える、めずらしいきのこたちの本をご紹介しましょう。ただし、この本には、毒を持っているので食べられないきのこも、たくさん出てきます。まるで絵本のように楽しい図鑑・「森のきのこ」(作・小林路子)は、岩崎書店から出版されています。


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絵本を持つ、宮下大澄(ひろと)君 (7歳)


きのこの不思議な世界にふれよう

 

秋になると森の中では、しけった枯れ葉や木の間から、にょきにょきとたくさんのきのこたちが顔を出しはじめます。
しかし、昨今の子どもたちは、森の中できのこに出会う機会など、ほとんどなくなっています。今やきのこは、スーパーで買い求める食材なのかもしれません


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 折り紙作品 まつたけ

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 折り紙作品 しいたけ

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 折り紙作品 えのき

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折り紙作品 えりんぎ

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折り紙作品 しめじ

 

そこで今回は”自然の中のきのこ”を身近に感じてもらうために、すばらしい図鑑を紹介します。
ページをめくってまず驚くのは、きのこの形や色の美しさです。紅色にびっしりと白い毛の生えたシロキツネノサカズキは、まるで小さなワイングラスのよう。そしてほんわりと白いホコリタケは、英語名をパフボールと言い、昔はベビーパウダーとして使われていたとか。この他、丸いかさと太い柄全体が、とても優雅な薄紫色のムラサキヤマドリタケ、海底に咲くサンゴそっくりの形のハナホウキタケなどには、本当に目をうばわれてしまいます。きのこというより、まるで観賞用の植物のような華やかさです。
さて、子どもの記憶力というものに、我々大人は時折、舌をまくことがあります。たとえば、図鑑を与えると、ありとあらゆる魚の品種を覚えてしまったり、国旗から世界の国の名を言いあてたりします。
この本の解説文は小学中級以上向きなので、「きのこって、きれいね。どんな種類があるのかな。どうやってはえるのかな。」と、まずは大人が上手にリードして読んであげてください。大人も十分アート感覚で楽しめる美しく興味深い図鑑です。そのうち子どものほうが、だんぜん詳しい『きのこ博士』になってしまうに違いありません。
この本はただの図鑑ではなく、絵本図鑑と名づけられているだけあって、随所に夢あふれるイラストがちりばめられています。たとえば、ムラサキシメジは丸く輪になってはえますが、これを西洋では、 『フェアリーリング』(妖精の輪)と呼んでいます。夏の夜、きのこに囲まれたステージに、妖精がやってきて踊るという言い伝えがあるそうです。そのイメージイラストの、なんと可愛らしいこと。薄い羽を持つ白いドレスのフェアリーたちが、華麗にダンスをしています。
このほか、『たのしいきのことり』や『エノキダケのおがくずさいばい』などのコラムページでも、登場するのはすべて人間でなく小動物です。きのことりの注意点や、きのこなべの作り方、ガラスビンでのエノキタケのさいばい方などが、ウサギやくまさんたちのイラストで解説されています。これらの絵は、とてもメルヘンチックで、特に幼児には好まれることでしょう。
きのこに関する自然科学的な知 識と、絵本ならではのファンタジックな世界が、同時に楽しめるぜいたくな図鑑です。                              
(文・平野誠子)


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 きのこのイラストが満載 

 


キユーピーちゃんが、秋のお山できのこ狩り


現在、キユーピー様のホームページ・「キユーピーキッズ」で、毎月「キユ―ピーちゃんのおりがみ」と言う作品を発表しています。その中から、2007年9月にアップされた「ハイキングキユーピーちゃん」をご紹介しましょう。キユーピーちゃんが、秋のお山にハイキングに出かけ、きのこ狩りをしているイメージで制作しました

 

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 「ハイキングキユーピーちゃん」の記事はこちら→

秋の食卓にかかせないおいしいきのこ、炊き込みご飯にしたり、おみそ汁に入れたりと、いろんな楽しみ方があります

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月刊「食育フォ―ラム」(健学社様刊)で、2009年から隔月「食の掲示板」という、壁面制作用の折り紙作品を発表しています。その中から、「なめこの味噌汁」をご紹介しましょう。


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「 食の掲示板」より なめこの味噌汁

「食の掲示板」はこちらから→

 

文中でご紹介した数種のきのこの折り紙作品は、月刊「学校給食」(全国学校給食協会様刊)で発表したものです。

 

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