朔太郎を折る

日本近代詩の異才・萩原朔太郎を記念する前橋文学館 

群馬県の県都・前橋の広瀬川河川緑地のほとりには、口語自由詩を確立させた詩人・萩原朔太郎(1886〜1942)の業績を称える前橋文学館があります。
1886年(明治19年)前橋に生まれた萩原朔太郎は、明治時代まで古語で書くことが常識だった日本の詩の文体を覆すような、斬新な口語自由詩を完成させた天才的詩人として知られています。
朔太郎の日常的口語による感情表現には、読む者の心に突き刺さるような鮮烈なイメージがあります。詩集「月に吠える」、「青猫」等は、時代を超え今なお多くの人々に読み継がれています。鋭利で繊細、かつ音楽性さえも感じられる朔太郎の詩風は他に類を見ず、まさに時代の寵児ともいえる詩人でした。

萩原朔太郎記念・水と緑の町前橋文学館には、朔太郎の著書を筆頭に、自筆原稿やノート、書簡、愛蔵品他が展示され、前橋の文化の拠点となっています。

折り紙作品展 「ORIGAMI ART 朔太郎を折る」

2007年4月、前橋文学館において「ORIGAMI ART 朔太郎を折る」と題した、折り紙作品展と折り紙講習会・詩の朗読会を開催していただきました。

展示させていただいた作品は、すべて朔太郎の「月に吠える」と「青猫の」の2冊の詩集からイメージして創作しました。
 「月に吠える」は1917年(大正6年)、朔太郎が31歳の時に刊行され、古い語感にから解放された口語による自由詩が、日本近代詩上に大きな衝撃をもたらしました。まさにこの詩集の成功が、朔太郎の詩壇における今日の地位を築いたと言われています。
もう一冊の「青猫」は1923年(大正12年)、朔太郎が37歳の時に刊行した詩集です。詩集・「青猫」も、「月に吠える」同様、朔太郎の代表作の一つとされています。
2冊の著名な詩集からイメージした折り紙作品が、日本近代詩の父と呼ばれる朔太郎の感性を、少しでも皆様にお伝えできれば幸いです。

ポスターjpg.jpeg 

企画展 「ORIGAMI ART 朔太郎を折る」のポスター

 朔太郎を折る 展 .jpg

 前橋文学館ミニギャラリーに展示された折り紙作品


朔太郎の詩集 「月に吠える」・「青猫」からイメージした折り紙作品15点をご紹介いたします。

 

1花見.jpg

IMAGE T   「憂鬱なる花見」 青猫より   折り紙/桜

 

2月夜jpg.jpg

IMAGE U   「月 夜」 青猫より   折り紙/蝶

 

3竹 jpg.jpg

IMAGE V   「竹」 月に吠える より   折り紙/竹

 

4仏の見たる.jpg

 IMAGE W   「仏の見たる幻想の世界」 青猫より  折り紙/蓮
 

5貝..jpg 

IMAGE X   「 貝 」 月に吠える より   折り紙/貝  

 

6 山居.jpg 

 IMAGE Y   「山 居」 月に吠える より   折り紙/桔梗

 

7蛙よ.jpg 

 IMAGE Z  「 蛙よ 」 月に吠える より   折り紙/蛙

 

8笛の音のする里へ行かうよ.jpg 

IMAGE [   「笛の音のする里へ向かうよ」 青猫より   折り紙/燕

 

9亀.jpg 

IMAGE \   「 亀 」 月に吠える より   折り紙/亀

 

 10雄鶏.jpg

 IMAGE ]  「白い牡鶏」 青猫より   折り紙/鶏

 

11蒼ざめた馬.jpg 

IMAGE ]T   「蒼ざめた馬」 青猫より   折り紙/馬

 

12悲しい月夜.jpg 

IMAGE ]U   「悲しい月夜」 月に吠える より   折り紙/犬  

 

 13黒い風琴.jpg

 IMAGE ]V   「黒い風琴」 青猫より   折り紙/音符

 

14  猫.jpg

IMAGE ]W  「 猫 」 月に吠える より   折り紙/猫 

 

 15さびしい来歴_.jpg

 IMAGE ]X   「さびしい来歴」 青猫より   折り紙/駱駝

 

折り紙講習会「朔太郎を折る」 

前橋文学館のおける「ORIGAMI ART 朔太郎を折る」の折り紙作品展示期間中に、折り紙講習会が行われました。広瀬川のほとりの桜が満開な頃、朔太郎の詩にちなみ、桜、蝶、蓮の折り紙作品の指導をさせていただきました。
それぞれの折り紙作品については、IMAGE T 「憂鬱なる花見」、IMAGE W 「仏の見たる幻想の世界」、IMAGE U「月夜」をご覧ください。

表紙朔太郎jpg.jpeg 

▲このページのトップに戻る